歴史

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南畑小作争議と農民作家・渋谷定輔

渋谷定輔(しぶや・ていすけ、1905―1989)は、埼玉県富士見市南畑地域で大正時代に起きた「南畑小作争議」に参加後、農民運動家として活動した。そのかたわら、幼い頃から文学に興味を持ち、大正15年に日本初の農民詩集とされる『野良に叫ぶ』、昭...
歴史

深谷市に渋沢栄一と尾高惇忠の生家を訪れる

NHK大河ドラマ「青天を衝け」が話題になり、本紙でも多くの渋沢関連の記事を掲載してきました。ただ、渋沢の出身地、深谷はこれまで訪れたことがありませんでした。そこで、ドラマの熱も冷めかけたであろう、2022年1月、初めて生家を訪問させていただ...
中世・武蔵武士

鎌倉幕府を支えた比企尼の館(三門館、滑川町) 800年守り続けた齊藤家

比企尼(ひきのあま)は伊豆に流された源頼朝を20年間にわたり世話をし、鎌倉幕府設立のカゲの立役者となった。尼の子どもたちは、時の政権内外で目覚ましい活躍をした。しかし北条氏との争いに敗れ、その後の比企氏は歴史に埋もれてしまった。ところが、来...
歴史

東上線を誘致した星野仙蔵、浅草に神木銀行を 開いた神木治三郎 明治から昭和にかけてふじみ野市地域の実業家

ふじみ野市上福岡の回漕問屋福田屋十代目星野仙蔵、同市苗間の神木三郎兵衛、神木治三郎は、経済力と名望を備え、明治から昭和にかけて地域の近代化に多大な貢献をした。星野仙蔵は東上鉄道(現在の東武東上線)の誘致に尽力、神木治三郎は東京・浅草で神木銀...
中世・武蔵武士

金子十郎の兄 金子高範に始まる難波田氏の居城 難波田城 (富士見市)

金子十郎の兄、金子高範は、今の富士見市南畑に移り、難波田氏を名乗った。拠点とした難波田城は、復元され、周辺は公園となっている。難波田城資料館の早坂広人学芸員にお聞きした。 (本記事は「東上沿線物語」第27号=2010年1・2月に掲載さ...
歴史

財政破綻を乗り切った 七分積金

東上線大山駅近くにある東京都健康長寿医療センターは渋沢栄一が貧民救済を目的に創設し長く院長を務めた養育院からつながる。この養育院の建設には江戸幕府の老中松平定信が寛政の改革で設けた「七分積金」の資金が使われた。「七分積金」は100年近くたっ...
おすすめスポット、お店

バウムクーヘンを食べながら  芸術品を鑑賞 丸沼美術サロン

バウムクーヘンとお茶をいただきながら、一流の芸術作品の鑑賞ができる施設「丸沼美術サロン」。朝霞市の(株)丸沼倉庫社長で、アーティストに制作の場を提供する「丸沼芸術の森」を運営する須崎勝茂氏が、開設した。館内には、丸沼コレクションの一部、アン...
朝霞

朝霞基地見学会 随所に米軍基地の面影が

朝霞市の旧米軍基地「キャンプ朝霞」跡地の見学会が、開かれました。基地跡地は、現在19.4ヘクタールが未利用の国有地として残っています。普段は中に入ることはできず、うっそうとした樹木が生い茂り、タヌキなど小動物が棲息していると言われます。 ...
歴史

徳川3代政権を陰で支えた天海「徳川家康と天海大僧正展」 川越市立博物館

天台宗の僧侶であった南光坊天海(1536?~1643、慈眼大師)は、徳川家康の信頼を得て、家康・秀忠・家光の3代の政権にわたり、政治、宗教など諸分野の顧問役を務めた。天海はまた喜多院の住職であり、川越とも深い関わりがある。家康と天海に関係す...
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「火工廠物語」 旧陸軍弾薬工場の内部語り継ぐ

ふじみ野市役所、大日本印刷上福岡工場(DNPファインオプトロクス)、URコンフォール上野台団地(旧上野台団地)など、現在のふじみ野市の中核部分には戦時中、旧陸軍の弾薬工場、造兵廠川越製作所(通称・火工廠)が置かれていた。同市在住で火工廠に勤...
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