農と食 革新

農と食 革新

有機農業のカリスマ 霜里農場(小川町)金子美登(よしのり)さん

埼玉県小川町で有機農業の普及に大きな貢献をした金子美登(よしのり)さんが2022年9月24日、74歳で死去しました。金子さんを偲び、本紙第15号(2008年7月)の記事を再掲します(その後変化している部分もありますが、そのまま掲載します)。...
歴史

南畑小作争議と農民作家・渋谷定輔

渋谷定輔(しぶや・ていすけ、1905―1989)は、埼玉県富士見市南畑地域で大正時代に起きた「南畑小作争議」に参加後、農民運動家として活動した。そのかたわら、幼い頃から文学に興味を持ち、大正15年に日本初の農民詩集とされる『野良に叫ぶ』、昭...
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サツマイモの収量を倍にする栽培法を編み出した赤沢仁兵衛

川越市今福(旧今福村・福原村)に、幕末から大正時代にかけて赤沢仁兵衛(あかざわ・にへえ、1837~1920)という農民がいた。サツマイモの増収栽培法を確立した、地域のイモ生産の功労者、「サツマイモ先生」だ。今年は仁兵衛の没後100周年にあた...
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滑川町など比企丘陵に点在する多くの ため池(谷津沼) 谷津田農法が地域の支え 農業遺産認定に申請

滑川町にある国営武蔵丘陵森林公園。広大な丘陵地を歩くと、ところどころに沼を見かける。実はこれらの沼は、農業用水確保のため人工的に作られたため池である。滑川町とその周辺の比企丘陵には、古くからのこうしたため池(谷津沼)が数多く広がり、そこから...
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新規就農で3万平米 自然栽培 明石誠一 

明石農園代表 ブルースカイ王国代表(三芳町) 三芳町で明石農園を経営する明石誠一さんは驚きの人だ。サラリーマン家庭に育ちながら農業をライフワークと決め、新規就農者として農園を開いた。しかも、困難な無肥料・無農薬の自然栽培に挑戦し、今では3...
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川越の観光地化に一役 地域特産「川越いも」による町づくり「川越いも友の会」が保存と普及をリード

川越が観光地化し多くの人が集まるようになった。人を呼ぶ地域の資源としては、蔵造りの町並みなど歴史的建造物の存在が大きいが、もう一つ、「川越いも」がある。地域特産のサツマイモのイメージが向上し、関連商品も増加している。「川越いも」の保存と普及...
おすすめスポット、お店

日本酒に新風  若い女性客つかむ 帝松 松岡醸造 (小川町)

「帝松」で知られる小川町の酒蔵、松岡醸造(株)。ミネラル豊富な硬水を使い、まろやかな味わいが特徴だ。直売所や飲食施設も併設し、交通が不便な場所にも関わらず、若い女性が多く訪れる。日本酒に新しい風を吹き込んでいる、松岡醸造の松岡奨専務にお話を...
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肉にはりがあり、臭みのない地鶏タマシャモ おじま自然農園(坂戸市)

タマシャモは、埼玉県で生産される地鶏だが、普及が遅れ、実際に目にしたり、食べたりする機会は少なかった。そのタマシャモを、坂戸市の中国料理店を経営する農家が飼育し、製品化、販売を伸ばしている。おじま自然農園の尾島一正さんにお話をうかがった。 ...
おすすめスポット、お店

国産、安心・安全 こだわりの味噌・醤油

ヤマキ醸造 (神川町) 埼玉県神川町の、群馬県境、神流川沿い、冬桜で有名な城峯山近くの山あいに、しゃれた土蔵づくりの建物が現れる。醤油、味噌などを製造、販売するヤマキ醸造グループの工場と店舗だ。「消費者御用蔵」と名づけ、見学コース、売店、...
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明治から続く サツマイモの代表 紅赤 

サツマイモ(甘藷)と言えば、紅赤が代表的な品種。明治31年(1898)に発見され、いまだに人気があり、生産が続いている。川越イモの産地、三芳町の歴史民俗資料館で「甘藷と三芳」と題する展示会が開かれている(11月25日まで)。同館学芸員の岡野...
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