長谷川清の地域探見

歴史

長谷川清の地域探見(25)渋沢栄一と二人の師(その3)尾高惇忠(下)

時代が明治に移ると、惇忠は栄一がいる東京を離れた群馬県富岡や岩手県盛岡などにその足跡を残しています。惇忠が地方で着実な成果を上げることで、東京で活躍する栄一を支援しました。そうした惇忠の後半人生は、今でもいぶし銀の輝き放っています。 ...
渋沢関連

長谷川清の地域探見(24)渋沢栄一と二人の師(その2)尾高惇忠(上)

渋沢栄一の人生に影響を与えた二人目の師は、尾高惇忠(おだか あつただ/じんちゅう、以下・惇忠)です。惇忠は、文政13年7月27日(1830年9月13日)、岡部藩領の榛沢郡下手計村(はんざわぐん しもてばかむら、現在の埼玉県深谷市下手計)の...
渋沢関連

長谷川清の地域探見(23) 渋沢栄一と二人の師(その1)父渋沢市郎右衛門

今月3日から20年ぶりに新しい紙幣が発行されています。その中で新しい一万円札は、表面に明治時代日本に株式会社を導入し、産業界を立ち上げた埼玉県深谷市出身の渋沢栄一(以下・栄一)、裏面に深谷市にあったレンガ工場で生産された赤レンガを使った旧...
長谷川清の地域探見

長谷川清の地域探見(22) 川越の第八十五銀行

今や関東を代表する観光地となった川越市一番街は蔵造りの街並みと有名ですが、東上線川越駅から歩き、一番街に入ると程なく右手に石造り風の洋風建築が建っています。この建物は、さいたま市浦和区に本店を置く埼玉りそな銀行が所有するもので、元々は19...
長谷川清の地域探見

長谷川清の地域探見(21)東上沿線自治体の災害時相互支援協定

元旦の夕方に発生した能登半島地震にはビックリさせられました。私は30年以上も前に輪島市にある輪島塗の工房を訪れたことがありましたが、今年は久しぶりに能登半島を巡ってみたいと考えていた矢先でしたので余計です。地震の神様は盆も正月も関係なく...
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長谷川清の地域探見(20)今年の干支は甲辰(きのえたつ)

新年あけましておめでとうございます。 昨年は、コロナ禍が落ち着きをみせて多くの方々がホッとされていたところに自民党の政治資金に検察の手が入って大騒ぎとなりました。海外ではロシア・ウクライナ戦争に加えてイスラエルとパレスチナ過激派のハ...
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長谷川清の地域探見(19)数寄者研究者大塚融氏に聞く:加賀正太郎と蘭花譜(その5)

今回で数寄者研究家にお聞きする「加賀正太郎と蘭花譜」は、一区切りとなります。今回は、2005(平成17)年に取り組んだ蘭花譜の再摺りプロジェクトに参加された職人方の仕事振りについて大塚さんの思いをお聞きします。  再摺りプロジェクト...
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長谷川清の地域探見(18)再評価・新河岸川

私は東上沿線の和光市に住み始めて40年近くになりますが、新河岸川は隣を流れる大河川の荒川に押されてあまり意識することなしに過ごしてきました。でもある時、外環自動車道とその側道が荒川を越える幸魂大橋(さきたまおおはし)を車で通過している際、...
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長谷川清の地域探見(17)数寄者研究者大塚融氏に聞く:加賀正太郎と蘭花譜(その4)

現代の加賀正太郎に対する評価は、彼自身が栽培した洋蘭の新種や優良種、奇種の姿を木版画に移した蘭花譜の発刊を抜きに考えることが出来ません。蘭花譜は、敗戦後の日本社会が大混乱する中で敢えて発刊されました。それから60年近くたった2003(平成...
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長谷川清の地域探見(16)数寄者研究者大塚融氏に聞く:加賀正太郎と蘭花譜(その3)

今回は、加賀正太郎がどうして洋蘭の栽培を始めたのか、そして蘭花譜を作ろうとした動機は何か、蘭花譜を作るために動員された職人たちの苦労などについて大塚さんにお聞きします。この「加賀正太郎と蘭花譜」シリーズの山場に当たる会話をお楽しみください...
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