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翡翠原石館

品川の御殿山に翡翠原石館という展示施設がある。私は、地域情報を始める前、2000年代の前半、この館がオープンして間もない頃、縁あってここを訪れ、館長にお会いした。その時、初めて見る翡翠原石の重量感に驚いたが、それ以上にひきこまれたのは館長の開館に至る物語である。土器や石器を求めて工事現場を掘り歩いた子ども時代のこと。そして、糸魚川で自分で翡翠を掘ったということ。こんな大きな石をどうやって掘ったのか。ずっと気になっていたが、地域が異なることもあり、そのままにしていた。

今回、あらためてお話をうかがい、理解できた。いろいろ研究し、翡翠が出そうな場所の目星をつけ、土地を買収し、道路を作り、重機を入れて掘ったのである。古代からの歴史を持つ翡翠の産地でそんなことが可能なのかと思うが、すごい行動力である。その後も宝石の発掘を見に世界中を回っている。

翡翠に対する思い入れとともに、桜である。御殿山は江戸の昔から桜の名所。家具のショールームだった建物が壊され桜の木が切られる寸前だったのを買い取り、そこを博物館にした。隣接地は桜の木がなかったので、そこも買収して、近く2号館を開くという。2号館の展示内容は、これもビックリである。

財力のバックがあるのかもしれないが、おカネではない、より大きな価値のために突き進むロマンを感じさせてくれる。

翡翠原石館記事

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東上沿線物語

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