高山不動

 連休中に1度だけドライブに出かけた。やはり東上沿線エリアである越生の奥武蔵グリーンラインなら、あまり有名な観光地ではなく、混まずに緑を満喫できるだろうと踏んだ。
 高速入り口の三芳SA内が大渋滞でどうなることかと思ったが、後はスイスイ。鎌北湖から山中に入ったら、車はたまに行き交うだけ。ハイカー、サイクリスト、それと何とランナー(クロスカントリー?)が目立つ。林道でわかりにくく迷ってハイカーに尋ねても、頼りは山の地図なのでよくわからないという返事。
  それでも何とか進み、顔振峠の平九郎茶屋で一服。渋沢栄一の弟、渋沢平九郎が維新の時官軍に追われてここまでたどりつき果てたが、その際かくまったのがこの茶店の主という。この峠だけはちょっとした名所で結構賑わっていた。
  峠の近くがドライブの目的地、高山不動尊。関東の3不動の1つだが、創建は弘法大師の時代より前、600年代とものすごく古い(私にもよくわからぬが、大化の改新時、蘇我氏の残党を追って藤原鎌足の子らが関東に来て建てた)。山道から降りると本堂の上から入る形になるが、参道の階段(写真)はきわめて急で、段の幅が狭く、上り下りはきつい。その下には大銀杏の木が。
  盛時には、70坊がの山中にあったというが、今は3つの建物。その1つが、日本最古の三輪神社(藤原鎌足の子と一緒に来たのが三輪神社の別当だった)。不思議な組み合わせである。
奥の院は、少し上った関八州見晴台と呼ばれる山頂にある。眺めはその名の通りすばらしい。遠く都内まで見渡せる。このような絶景の地であり、関東の霊場として選んだのであろう。当時はおそらく何もなかったであろう関東で、ここを選んだことには意味がある。この寺の創建以来の歴史はきちんと調べ記録し、現在の建造物、環境は大切に保存すべきである。
これ以上、グリーンラインを進む元気はなく、越生の街中に下りる。途中に、太田道灌・道真親子の墓があり、本紙でも取り上げた龍穏寺があった。付近は、やはりGWでも閑散としていた。

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