広告

複合発酵微生物でトイレ革命 柳田ファーム 柳田繁吉さん(日高市)

日高市で農園を営む柳田繁吉さんは、微生物による汚水の浄化で「トイレ革命」を実現している。高嶋康豪博士の複合発酵微生物の技術を元に独自にアレンジすることで、養豚の悪臭を解消し、さらに単独の浄化槽(「あ・うん単独槽」)でトイレの汚水を完全に処理する手法を確立した。汚水の浄化だけでなく、柳田さんの浄化槽で生成された水はマイナスイオンを含むエナジー水で、土壌を改善、さらに河川、海の環境にも好影響を与えるという。2025年9月、柳田ファームの見学会に参加させていただいた。以下は柳田さんのご説明である。

柳田繁吉さん
柳田繁吉さん

複合発酵バイオ技術で養豚場の悪臭解決

 私がやっているのは複合発酵という微生物技術です 結論を言うとあらゆる微生物技術がありますが、これが究極です。 

  私は30年近く養豚をやって来ましたが、養豚は悪臭がものすごい。(養豚場から)道路をはさんで向こうは人が住んでいますが、そこまで100m~200m臭いが飛んでいきます。悪臭問題で行政からもあれこれと言われたが対策が何もない。どこも畜産公害を解決するすべがない。その中で私も「○○菌」だとか使ったが効果のあるものはありませんでした。そんな時に複合発酵技術を取入れてやったところ、どーんと効果があった。そこからが始まりです。最初三島の浄化センターというところに複合発酵技術の見学に行ったのですが、汚泥が消え、臭いが一切ない。これはすごいなと実感しました。それから紆余曲折を経ながらここまで来たんです。

 臭いは、ある資材、ボカシとかモルトとかを購入して希釈して散布すれば効果が見えました。そして悪臭・環境問題が解決すると豚の肉質もすごくよくなるんです。だから私のところの豚肉は、農家養豚でたいした量もありませんが、知っている人は知っていてすごい肉と言われていました。人類救済技術だというのが、私の一番最初にひらめいたことなんです。

 単独浄化槽トイレ 臭いが消え、エナジー水に

  今は養豚を廃業し、家庭からの複合発酵装置としてあうん単独浄化槽を開発し実用化しています。トイレを見てください。それから浄化槽(「あ・うん単独槽」)。顔近づけて深呼吸してください。臭いがないだけでなく、マイナスイオンが出ている。体が健康になります。 

農場に設置された見学用トイレ
農場に設置された見学用トイレ
単独浄化槽
単独浄化槽

  そして、浄化した水はエナジー水。力があって農業で使えば大地を豊かにし医食同源の食べ物が育つ。川から海に流れれば海も浄化できる。複合発酵の情報を持った水は地球まるごと浄化できるのです。これで真の循環型社会が実現します。

トイレ説明
トイレの原理を説明

*見学会には生物免疫学の大橋眞徳島大学名誉教授も滋賀県から参加、挨拶され、同様に説明された。

大橋眞徳島大学名誉教授

  農園では、この水を使って自分の小さな楽園を作ろうとしています。その楽園の名が「あ・うんパラダイス」。梨からぶどうからリンゴから柿。エナジー水を使った楽園なので 販売するより食べるためですが、食べ切らないから残ったら販売する。皆さんも装置を入れて小さな家庭菜園をやっていただきたい。

「あ・うんパラダイス」に実った果物

人類80億の排泄物を宝に!

柳田ファームホームページ