広告

哀愁のふるさと館

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

年末の30日にテレビのチャンネルを切り替えたら、見たことのある顔が映っていた。本紙で2021年10月に取り上げた秩父にある「哀愁のふるさと館」の逸見雄一さんだ。毎日20時間、50年以上かけて作り上げた古民家の模型の展示館だ。私もこの仕事で、いろいろな人にお会いするが、そのびっくり度は最上級だ。見方によっては、奇人変人に属するかもしれないが、人生について考えさせられ、その生き方を尊敬せざるを得ない人だ。今回の番組では、私の取材時にはなかった話があった。28歳で会社をやめ模型作りに没頭できたのは、お父さんの保険金があったからだが、続けられなくなったら首を吊ろうと準備をしていた。友達もいないしまして女性と交際などなかったのだが、10年前に弟子入りしてきた人と結婚、救われた。逸見さんは以前より明るくなり、時折笑顔も見せた。番組進行役のタレントの人たちもみな感動していたよう。弊紙の記事のアクセスも急増した。逸見さんこれからもがんばってください。

広告
東上沿線物語
タイトルとURLをコピーしました