歴史

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埼玉の修験道の歴史 熊野信仰が顕著 嵐山史跡の博物館

霊山での厳しい修行により呪術力を追求し人々の求めに応じて現世の利益を祈り出す修験道は、中世から近世にかけ興隆し、武蔵国にも各地に修験道場、寺院があった。埼玉県立嵐山史跡の博物館は2025年11月、「埼玉の修験道と近世の到来」と題する講座を開...
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我が道を行くー天才実業家 野口遵のフロンティア精神

板橋の旧中山道仲宿から王子新道を進むと加賀公園手前にしゃれた外観の4階建の建物が見える。野口研究所だ。野口研究所は実業家野口遵(したがう、1873―1944)が私財を投じて設立した化学工業振興を目的とした研究所だ。野口遵は、「電気化学工業の...
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企画展「戦争の記憶―火工廠建設と戦時の手紙―」 上福岡歴史民俗資料館(ふじみ野市)

ふじみ野市役所、大日本印刷(株)上福岡工場(DNPファインオプトロクス)、日清紡マイクロデバイス(株)川越事業所、日本無線(株)川越事業所、日本無線硝子(株)、URコンフォール上野台団地(旧上野台団地)、イオンタウンふじみ野など大型施設が集...
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上野の寛永寺 天海大僧正が寛永二年(1625)に建立 激動の400年

上野公園は、東京における文化、行楽の中心地であろう。広い園内には、博物館、美術館、動物園などが集中し、桜の名所にもなっている。ここは元々寛永寺の境内地であった。現在の寛永寺は、目立たない場所に本堂(根本中堂)が建ち、他に清水観音堂、弁天堂な...
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仙波東照宮 川越藩主柳沢吉保の石灯籠奉納は、赤穂浪士の討ち入りを誘うために仕組まれた

川越の喜多院の本堂前を進むと、こんもりとした森の中石段の上に社が見える。今は訪れる人はあまり多くないが、ここは徳川家康を祀る東照宮の一つ、仙波東照宮である。家康の遺骸を4日間留め置き、喜多院の天海大僧正が大法要を営んだ。仙波東照宮には、まだ...
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武蔵野鉄道開通110年 石神井駅は名所である三宝寺池、東高野山(長命寺)を意識して開設

池袋から秩父までを結ぶ西武池袋線・秩父線は、元々大正4年に池袋・飯能間の武蔵野鉄道として開通し、今年で110周年を迎えた。練馬区立石神井公園ふるさと文化館では、「武蔵野鉄道開通110周年」と題する企画展を開き(2025年4月~6月)、鉄道と...
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日本の公園の父 本多静六

日本初の洋式公園、日比谷公園を設計し、広大な自然林である明治神宮の杜を創った林学博士・本多静六(1866~1952)は、埼玉県菖蒲町(現久喜市)で生まれた。川口市のSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザは、全国植樹祭が埼玉で開催される(5月2...
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鶴瀬駅は地元有志の寄付によって開設された 「東上線開通110年」展 難波田城資料館(富士見市)

大正3年(1914)5月1日、東上鉄道(現東武東上線)の池袋・田面沢間が開通し、同時に鶴瀬駅が開業した。令和6年は開通110周年にあたり、同年2月に鶴瀬駅開設の石碑(鶴瀬駅東口駅前に建つ)が富士見市の指定文化財になった。それを記念し、富士見...
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東上線開通までの道のり 明治以降埼玉西部に様々な鉄道計画 老川慶喜立教大学名誉教授

富士見市の難波田城資料館で企画展「東上線開通110年」が開かれている(2025年6月8日まで)。関連して3月15日、「東上線開通までの道のり」(老川慶喜立教大学名誉教授)と題する講演会が行われた。講演で老川氏は、明治以降、埼玉西部地域、東京...
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三峰口から羽生まで、埼玉北部を横断する秩父鉄道 創業期に渋沢栄一が支援

秩父鉄道は、東上沿線からは秩父方面に行くのに寄居で乗り換えるのが主な利用だ。SLが走ることでも話題だが、それ以外あまりなじみがない。しかし、この鉄道は終点の秩父・三峰口から、熊谷、行田市、羽生まで延々70キロ余り、埼玉北部を横断する、地域に...
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