本紙が紙媒体として印刷・発行していた頃、毎月五反田にある日刊競馬新聞(印刷を委託)に出張校正に出向いてた。その際、入居しているビルの商店街にある書店で「本多静六一日一言」という本を見つけた。結構厳しい毎日を過ごしていた私にとって非常に勇気づけられる内容で、それ以来本多静六は座右の書である。2009年には出身地の菖蒲町の展示コーナーも訪れた(記事)。何冊か本を読んだが人生論が主で本多の詳しい経歴・業績は知らなかった。今回、川口のskipシティで本多静六に関する講演会があるというので申し込み、出かけた。講師は渋谷克美さんという、元々菖蒲町(現久喜市)の職員で、ずっと顕彰事業に携わり本多静六のことを何でもご存知という方だった。軽井沢や湯布院の観光地づくりに貢献した話も面白かったが、一番勉強になったのは大宮公園の設計の話である。大宮公園は埼玉を代表する公園だが、今まで本多静六が設計したとは知らなかった。何年か前、大宮第二公園に菖蒲を見にいきその設計に感動したことがあった(記事)が、同時に驚いたのは大宮公園は何と規模が大きいのかということである。さらに第三公園もある。この壮大な公園が本多静六によって考案されたこと、その設計・整備の経緯を今回学ばせていただいた。今度は全体をゆっくり見学したい。「日本の公園の父 本多静六」
本多静六 その2
