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アート・ものづくり

川越ゆかりの画人たちの記録・資料を伝える西澤堅さん

川越にはかつて芸術の花が開いた時期があった。市内在住の西澤堅さん(83)は祖父の故西澤良策氏とともに、川越で活動あるいは訪れた画家たちとの交流を重ね、日本画家に関する貴重な資料・記録を残してきた。特に川越出身の小茂田青樹と交遊は深い。西澤...
長谷川清の地域探見

長谷川清の地域探見(19)数寄者研究者大塚融氏に聞く:加賀正太郎と蘭花譜(その5)

今回で数寄者研究家にお聞きする「加賀正太郎と蘭花譜」は、一区切りとなります。今回は、2005(平成17)年に取り組んだ蘭花譜の再摺りプロジェクトに参加された職人方の仕事振りについて大塚さんの思いをお聞きします。  再摺りプロジェクト...
アート・ものづくり

人間の深淵を描く 東谷弘子さん

背広姿の中年の男性が難しい表情で机に向かっている―。自由美術協会などに出展している画家、東谷弘子さんの絵は、題材が風変わりだが、観る人に人生の深淵を考えさせるような強烈な迫力がある。東谷さんは、「人間の普遍的なものを描きたい」という。東谷...
愚者の独り言

愚者の独り言⑧ 宗教はなぜ暴力に寛容なのか 花見大介

この世に宗教団体と言えるものがどれほどあるかは知らないが、キリスト教やイスラム教、ヒンズー教や仏教をはじめほとんどの宗教は正義を謳い、平和を求めると喧伝してきたし、そうした行動を採ってきた。実際はどうなのだろうか。 古今東西、暴力が...
歴史

東武鉄道 根津嘉澄社長・会長の25年を振り返る 東武博物館で展示

東京・墨田区東向島の東武博物館で、「東武鉄道 平成・令和の四半世紀【1999-2023】~根津嘉澄社長・会長の25年を振り返る~」と題する企画展が開かれている(2024年2月25日まで)。2023年6月に退任した根津嘉澄社長(現会長)の社...
長谷川清の地域探見

長谷川清の地域探見(18)再評価・新河岸川

私は東上沿線の和光市に住み始めて40年近くになりますが、新河岸川は隣を流れる大河川の荒川に押されてあまり意識することなしに過ごしてきました。でもある時、外環自動車道とその側道が荒川を越える幸魂大橋(さきたまおおはし)を車で通過している際、...
アート・ものづくり

越生陶器市

山里の越生町にはやきものの窯元など工房が多い。2023年11月12日(日)、町内のうめその梅の駅で、「越生陶器・木工市」が開かれた。何人かの作家さんを紹介する。 越生陶器市 陶へんぼく 戸田昌利さん 戸田昌利さん ...
おすすめスポット、お店

和紙のふるさと・商都小川町景観まち歩き ヤオコー、しまむらの創業の地も

小川町は、かつては秩父往還と呼ばれた街道の宿場町で、市が立ち商業が栄えた。自然景観、文化、伝統産業にも恵まれ、武蔵の小京都と呼ばれ、埼玉県の歴史のみち景観モデル地区(令和4年度末事業終了)に指定されていた。秋晴れの2023年10月19日、...
おすすめスポット、お店

昔の雑司が谷を描き郷土玩具を復元した矢島勝昭さん

喧噪の池袋のほど近く、鬼子母神を中心にホッと落ちついて歩ける豊島区雑司が谷。郷土史家の矢島勝昭さん(1929-2023)は、雑司が谷で生まれ育ち、昔の郷土の風景を描き、玩具を復元し、歴史を今に伝えた。同区南長崎の「トキワ荘通り昭和レトロ館...
長谷川清の地域探見

長谷川清の地域探見(17)数寄者研究者大塚融氏に聞く:加賀正太郎と蘭花譜(その4)

現代の加賀正太郎に対する評価は、彼自身が栽培した洋蘭の新種や優良種、奇種の姿を木版画に移した蘭花譜の発刊を抜きに考えることが出来ません。蘭花譜は、敗戦後の日本社会が大混乱する中で敢えて発刊されました。それから60年近くたった2003(平成...
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